2013年3月
「自社が伝えたいこと」よりも「お客様が求めていること」
この2点はリンクしている部分があるので、分けるのが難しいかと思います。
商売の基本が「お客様が求めている欲求・問題の解決」である限り、先ずはこれありきで他の考え方をすべきです。
もちろん、それをするために「自社が推したいもの」をアピールするのは、問題ありません。
ですがバランスを失うと、いつしかお客様に勧める手段が「推す」のみになってしまうものです。
そこで、普段「推し」をメインにアピールされている方は、たまには
「このサービス・商品を必要としているお客様がどの様な欲求・問題を抱えていて、それに対してどの様にこのサービス・商品が解決をしてくれるか」
を意識したアピール方法を使ってみてください。
例えば
「ヴィンテージ1985のレアワイン。重厚な味わいが自慢のオススメの一品です!」
という推しのアピール。
「ワインが初めての方でも理屈抜きで美味しいと感じていただける一品。それがこのレアワインです。」
という「ワインの味を美味しさを知りたい初心者への欲求への訴え」。
これらは一見同じ「アピール」に見えますが、内容は違ったものになります。
というわけで、普段「自社が推したい」をメインにアピールされている方は、たまには「消費者が求める欲求・問題の解決に自社ができること」という視点でアピールをされてはいかがでしょうか。
企業の責任者こそ、ホームページ制作に参加しなければいけない理由
「制作の完成まで、この担当者と全てやり取りしてよ。」
というリクエストがありますが、弊社ではなるべく取締役や各責任者にも制作に携わっていただくことを推奨しています。
掲載する内容は、企業にとって責任を持って発信する内容。
それには、各責任者が責任と信念をこめて発信することが大切です。
例えば企業のご挨拶。
それでも例えば物販で他店舗でも取り扱っている商品の購入を検討しているお客様が、最後の判断として取扱企業を見極める際に参考にしたり、求職者が応募を検討する際にも必ず目を通します。
「どの企業も似たような文章」と思いがちですが、社長本人が書くことで、他者とは違うこだわりなどを表現することができることが多々あります。
商品の紹介文。
カタログの文章を並べるだけでは意味がありません。カタログに記載のない、仕入れを担当した人だけが知っているポイントなどを添えるだけで、さらに魅力的に映り、他店舗との差別化に繋がります。
なので、社内のWeb担当者に任せたり、外部に依頼して書かせることはお勧めできません。
とはいえ、事情があり、Web担当者がどうにか内容を執筆しなければいけない時もあるかと思います。
その際には、その執筆内容に関連する責任者に、徹底的にヒアリングを行ってから執筆をしてください。
弊社でもオプションで文章執筆のサービスがありますが、その際には責任者様とのヒアリングを必ずさせていただいております。