企業のホームページ運営
ホームページに顔を載せると安心される理由
「ホームページには顔を掲載した方がいいですよ!」というのは、よく聞く話ですね。
この記事の表題でも触れましたが、もちろん安心してもらうという効果もあります。
「人の顔をみると安心できるよね~」ではありきたりな話で面白くないため
今日はもう少し角度を変えて、この話を進めてみます。
ヒトにとって、ヒトの顔というのは特別です。
それは心理的ではなく、もう本能の領域ですね。
数年前に、人間の脳細胞には「人間の顔を専門に識別する細胞」があることが発表されました。
参考: 人の顔だけを専門に記憶する脳細胞があった!|ダイヤモンド・オンライン
ヒトの顔を見てインプットすることで、人間は一瞬で様々な印象を持ちます。
(冒頭の写真をみて、無意識に「このヒトは○○そうだな」と思いませんでしたか?)
その印象が、その対象者に携わることに関連しながら、ヒトは決断をしていきます。
ホームページで置き換えると、先ずオーナーの顔をみせることで、訪問者に印象を持たせます。
そこから先のコンテンツを見てもらう際に、訪問者は「さっきのヒトがしている」という
印象を持ちながら、コンテンツの内容を受け取っていくわけです。
例えの比較だと、
・コンテンツで「真心をこめて家をおつくりします!」という内容だけのホームページ
と、
・優しそうなオーナーの顔がトップに掲載され、「真心をこめて家をおつくりします!」という
コンテンツを持っているているホームページ
前者は文章として「真心をこめて家をおつくりします!」
と伝えるだけなのに対して
後者では「さっきの優しそうな顔のヒトが」「真心をこめて家をおつくりします!」
と伝えることになります。
消費者としては、後者を選びますよね。
これは「単に優しい人がやっている」という付加価値だけではなく、
「このヒトがこんな風に考えているんだ」という、消費者側への理解のしやすさの
手助けにもなっています。
また、よくご質問いただくのが「自分の顔はウケが悪いから・・・」といわれますが
基本的にどんな顔でも、マイナスになることは「ほとんど」ありません。
99%以上、多少なりともプラスに働きます。
なので、自信を持って掲載してください。
前者の場合は「とはいえ、どんなヒトがしてくれるんだろう」という不安が残ります。
どの時勢も、ビジネスに大切な要素のひとつは「信用・信頼」です。
これは揺らがないでしょう。
ご自身の顔を掲載するだけで、この様にプラスにとってもらえるのであれば
活用をしない手はないですね。
自社と顧客への愛情がホームページに表れ、伝わり、反響に繋がる
本日は少々抽象的なタイトルとなってしまいましたが、タイトルの通りです。
様々な企業のホームページを担当してきておりますが、ヒットする企業サイトは
「積極的にホームページを更新する」という共通点があります。
また、さらにそれらを続けることが、業務としての義務ではなく、
「更新することで顧客に情報を伝えたい」という純粋な気持ちを
持ってらっしゃる方が多いですね。
新規のユーザーとしては、競合他社とよほどの差がない限りは
・今風の作りだけど企業としての動きがみられないサイト
よりも
・素人が作ったようなサイトだけど、まめに更新をしているサイト
の方が、企業の空気を感じる事ができるため、利用してみよう!と
思わせる要素が強いのです。
それはやはり顧客は「生きてるサイト」をみることで、企業の中の
人間の作業を感じる事ができ、それによって親近感が沸くという
心理的な要素が全てかと思います。
リピーターはもちろん、新規の顧客からみても、そのサイトをみれば
どの程度「サイトが育てられ続けているか」というのは伝わります。
それは顧客からみると、自社のサイトへの愛情ともみえますし
自社を利用されるお客様への愛情とも受け取ることができるのです。
弊社のお客様の中でも、やはりアクセス数を稼いで反響を得ているサイトは
頻繁に企業ブログを更新し、情報の発信を続けています。
情報を発信するという事は、その情報の内容を伝えることだけではなく
企業の姿勢を感じてもらうための大切な要素になっていますね。
企業のホームページがお客様に伝えることは、情報だけではないのです。