SEO
2013/05/22に行われたGoogleペンギンアップデートの日本への影響
今月22日、Googleが検索エンジンのアルゴリズム更新であるペンギンアップデートを行ったと発表がありました。
Google、ペンギンアップデートを実施 (1/1):MarkeZine(マーケジン)
ペンギンアップデート4の展開が始まる | SEO Japan
Google、ペンギンアップデート2.0の実施を全世界で完了。順位変動は期待はずれ? | 海外SEO情報ブログ
米Google、ペンギンアップデート 2.0 を実施(5/22)::SEM R (#SEMR)
傾向的には、ペンギンアップデートはかなり大きな変化が毎回起きていると感じています。
弊社でも様々な形態でSEOをしているサイトの順位変動を記録し続けていますが、今回もやはり特に影響があったのは、被リンクを購入してSEOをしていたサイトです。
全体的に大きく順位が下がっていました。
それとは逆に、被リンク購入に頼らずSEOをしていたサイトは、被リンクSEOをしていたサイトの順位が下がるのと相対的に、全体的に順位が上がってます。
被リンクSEOに心当たりがあるサイトオーナーはウェブマスターツールをチェック
もしかしたら、ウェブマスターツール宛に「不自然なリンクに対する警告」が届いているかもしれません。
もし、警告が届いている場合には、手動での対応をしない限りペナルティを受け続けて、順位が下がり続けることになってしまうので、以下の対応をしてください。
・今すぐに心当たりのあるリンクを全て解除してください。
・リンクが解除できない場合には、リンクの否認ツールを使ってください。
Google ウェブマスター向け公式ブログ: サイトへの不自然なリンクを否認する新しいツールの提供を開始しました
・その上で、必ずサイトの再審査リクエストを送信してください。
再審査リクエスト - ウェブマスター ツール ヘルプ
一度、ドメインがペナルティを受けてしまうと、これらの手動での対応が必要になります。
もし手動での対応が難しい場合には、思い切ってドメインを変更するのも手段のひとつではありますね。
Googleの目的から、Googleが必要とするSEOを考えてみる
「SEOを意識したホームページ制作」
上記のフレーズが飛び交い、今や当たり前と言われてもおかしくないくらいに「SEO」という考え方が一般化してきました。
しかし、それと同じくらいSEO=テクニックという誤った認識も広がってしまっているのを感じる、今日この頃です。
タイトルは何文字以内でキーワードを手前に持ってきて~~~etc etc...
キーワードを文中に何%使いましょう~
相互リンクを頑張りましょう~
もちろんそれらのテクニックがSEOとして効果がでるケースは多々あります。
が、長期的に考えるとどうでしょうか?
これらの「小手先のテクニック」に頼った結果、パンダアップデートやペンギンアップデートに右往左往することになってしまってる方が多いのが、最近の傾向です。
逆に、パンダアップデートやペンギンアップデートに悩まされていないサイトとはどういうサイトか?
また、今後永続的にGoogleから評価を受け続けるようなサイトはどんなサイトか?
=Googleが今後も好むサイトとはどんなサイトでしょうか?
Googleの目的を紐解きながら考えてみたいと思います。
Googleは何のために検索エンジンを提供しているかを考える
Googleは慈善事業でもなく、あくまでも一企業です。
決して無償で機能を提供しているわけではなく、商業的な側面も大いにあるわけです。
そんなGoogleの収益の大本は何か知ってますか?
Googleの収益源の9割以上は広告です。
参考: ところでGoogleってどうやってあんなに稼いでるの? - アンテナ立てて
ではどの様に広告で稼いでいるのでしょうか?
それは検索結果に表示されるGoogle Adwords広告だったり、一般コンテンツに掲載されるGoogle Adsenseの広告、YoutubeのページにもGoogle Adsenseの広告が表示されていますね。
これらの広告を見てもらうために、Googleは消費者にとって何度も利用してもらえるような、有益なサービスを発信し続ける必要があります。その中の大きなひとつが、世界で一番の精度と評価されている、検索エンジンの提供なのです。
消費者に好まれる検索エンジンとは?
Googleがリピーターを作るためには、消費者が次も使いたくなるような検索エンジンを提供する必要があります。
そのために、Googleは日夜どの様な検索システムが消費者にとって好まれるかを研究し続けています。
ここで検索エンジンが何を提供するのかを振り返ってみましょう。
検索エンジンの価値は、消費者が知りたい情報をピンポイントで提供することです。
そのために検索エンジンが処理すべき内容とはなんでしょうか?
それは、消費者にとって有益な情報を発信するウェブサイトを適切に判定して検索結果として提供することです。
そこから逆算して確定的なこと。
それは、Googleは消費者にとって有益なウェブサイトを収集したがっているということです。
不変的に確定している、Googleが求めているSEO
既に答えは出ていますが、それは 消費者にとって有益な情報を発信する ということです。
小さなSEOテクニックに惑わされる前に、 消費者が貴社からどんな情報を求めているか、また、貴社が消費者に何を提供できるか を考えてみてください。
最近よく言われている「コンテンツSEO」の根本は、この考え方です。
それらは後々、タイトルにキーワードを詰め込んだだけのページよりも、Googleは高く評価をしてくれるはずです。